経の事、その2。。。

エーランス・ダンロス症候群… 奇跡的にも、回避か???

今年の5月13日に投稿した記事にて、経の生まれ持った難病の事を書かせて頂きました。

“エーランス・ダンロス症候群”
体内でのコラーゲンの合成、または線維形成の異常によって皮膚の異常な伸展性と脆弱性を示すのが特徴的な遺伝性の病気。
▶︎ 5月13日の記事

ネット上でこの病名から検索を掛けますと、それはもう親として、一瞬で絶望の谷に突き落とされてしまう様な、壮絶で目を覆いたくなる様な痛々しい写真が多々出て来ます。まず持って、この子がそんな運命を背負った子であると言う事を受け入れる事が出来ず、中々前を向く事が出来ないでおりましたが、セカンド・オピニオンを受ける為に受診をした病院の医院長先生ご自身が、経と同じ病気 (或いは体質) である事と、その病気を専門的に研究をなさっておられる事を知る事となり、僕達夫婦は、最悪の状況の中で藁を掴む事が出来ました。

この病気は、程度の差が大きく影響をするとの事でありまして、まずは経の細胞を少しだけ採取し、電子顕微鏡下で精密な検査をした上で、今後の対策や治療方針を決めましょうと言う事となりました。ただ電子顕微鏡の検査となりますと、それを保有する施設が中々無いとの事でありまして、要は順番待ちが必要との事。そして前回の受診より約2ヶ月経過した先日、病院より連絡が入りまして、いよいよ検査の為、昨日、経を病院に連れて行きました。

診察台に経を乗せ、経の躰を触っておられた医院長先生が、早々に『あれっ???』とおっしゃります。そして再度、経の腰辺りの皮膚を引っ張ってみますと、今度は『随分としっかりしましたね!!』と。。。その後、皮膚の伸び率 (cm) ➗身長 (cm) で計測した所、結果は標準値内でありまして!!! そうなんです、現状では、経の場合、その忌々しい疾患を疑う余地は無いとの判断となった訳でありまして!!! 測定に関しては、僕達の目の前で3回程行って頂きましたので、間違い様はありません。ただ自然治癒をしてしまう様な病気では無いらいしいので、経の躰の変化の事に付いては医院長先生も大層驚かれておりました。

ここから先は少々神がかった話となりまして…

ここから先は少々神がかった話となりますので “信じる者は救われる” 程度にお読み下さい。実は、この7月。とある知り合いの整体師の先生に経の躰を触って頂いた事があります。何でも『活法』と言う施術方法を会得された整体師さんでありまして、実は、その施術直後より、僕も何となく経の躰が変化している様には感じておりました。腰の辺りの皮膚を引っ張って見ると、以前の様に激しく伸びてはしまわない。。。が、しかし、まさか、そんな馬鹿な… と、そう思うのが、50歳を過ぎた人間の正しい判断であるかと、、、もちろん先生には感謝は致しておりますが、正直、半信半疑の感は否めないでおりました。しかし、昨日、動物病院で得る事の出来たあの確信的な安堵感。これは『もしや』などとも思ったのも事実です。

病気の事が発覚してから、経の躰に触る事も恐る恐るの毎日でしたので、昨日は、それこそ思い切り抱っこをしてやる事が出来、本当に嬉しく思った次第です。ただ、これで全てOK、以降は一切の心配は無しと言う状況かと言うと、それは現状では時期尚早かと。。。2ケ月に1回の通院を欠かす事なく、これからも注意深く経過を観察して行こうと思います。