“風”と書いて、フーと読む。。。


フーの本当の名前は『風』と書きます。

2000年の11月後半。

風は、ひょんな事より、我が家に来ました。

しかし、我が家に取りましては、

初めての猫を迎い入れる訳でありますので、

それは、相当に、

あたふたとする事になるであろうと、

そんな風にも思ったのですが、

風の場合、それはレースのカーテンが

軽く揺らぐ程度の、

微風な如しの出来事でありまして、

それ以来、風の事を『フー』『フー』などと

呼ぶ時はいつも、

僕も妻も、その言葉から受けるイメージは

いつも、そよ風の如しであります。


また、彼は、大変に

大らかな性格の猫でもありましたので、

フーの生まれた5月上旬から

夏の頃にかけて流れる、

そんな明い日差しをまとった風が、

まさにフーのイメージそのものでもありました。


フー…

16歳と約8ヶ月。

そろそろ、

お別れの時が近づいて来た事を感じつつ、

また、本日は、その事を、親として、

確実に、覚悟をせねばならない1日でありました。


ただ、モモの時とは少々異なり、

もっとも、これから先は、

あの、モモが、

子猫のミーを引き連れ、

フーの事を待っていてくれている事で、

ありましょうから、

親としては、とても心強く

そう感じる次第でありまして。。。


本日は、妻が家に居る事を、

掛かり付けの獣医さんから、

そう、進言されました。

が、どうしても、本日は会社に

行かねばならない1日でありましたので、

病院から家に帰る車の中では、

フーを会社に連れて行こうと、

そう、決めていたのですが、

家に帰り、いつもの場所で、

香箱座りをするフーの姿を見ておりますと、

やはり、そうであっても、今日は、

フーを家に、置いて行こうと、

そう決めた次第です。


ましてや、今は、

沙羅も、華も、蓮も、

フーの傍に居てくれる訳でありますから、

決して、フーも、寂しくは無いであろうと。。。


しかし、そんな心配をよそに、

玄関のドアを開けると、ヨロヨロをしながら、

フーは、いつもの様に、

私達の事を出迎えてくれまして…


その姿が、妙に男らしく、、、

風と云う、心根の良い男子猫の、

その優しさを心の底から感じた次第です。