フーの49日に寄せて。

フーとモモ

本日、4/9はフーの49日でありまして… 僕達夫婦にとって、ある意味、区切りとなる日です。

モモが居なくなり、フーも居なくなり、僕達は、僕達の中で何かが終わってしまった様な気がしています。

まだ僕達が若かった頃などは、それ以降の自分達の人生の中で、フーやモモと、共に時間を過ごす事など夢にも思わなかったのですが、本日、改めてフーがやって来た日の事や、モモを初めて抱いた時の事を思い出すと、それからの僕達の16年間は、実にかけがえの無い時間の連続であった事を、今、こうして、しみじみと噛みしめる次第でありまして…

動物の場合、飼い主より命の短い事が常。そんな事、百も承知なのでありますが、その愛くるしい姿に、いつしかこちらは完全無防備となってしまい、遂には溢れんばかりの愛情を惜しみなく注ぐ訳です。すると、結果、こうして残された方は、色々な想いを巡らし、そして時には駆られ、それでもどうにかこうにか、毎日をやり過ごして行かねばならない訳でありまして… なんとも。。。

百段坂公園にて…

フーの49日目にあたる今朝。フーとモモと、そして自分達の為に、区切りとなる本日の為の記念を何か残そうと思い、横浜の山手にある百段坂公園に行きました。この公園には、大きな桜の木が1本植えられており、たった今、満開となったばかりの美しい姿が小雨の中で揺れていました。

この公園からは、フーとモモが過ごした我が家を一望する事が出来ます。今年の場合、百段坂公園の桜はフーの49日目の日に満開となりました。ですので、フーもモモも、きっと見ていたに違いない桜の花と共に、二人の生きた証を写真に残して来ました。

そして、しばしカメラを置き、その家をじっと眺めます。その家には、先ほど別れたばかりの3姉妹がおりまして、フーとモモがそうしていた様に、今頃はきっと彼女達もキッチンの窓より、この桜を見ている事でありましょう。このまま、順調に人生を送る事が出来きるとするば、計算上、あと3回は残された者として、その大いなる哀しみを経験しなくてはなりませんが、将来、その時を迎えた時、そのあまりの悲しさ故、即死出来てしまえる程、彼女達3姉妹を守り抜き、そして可愛がらねば、、、と、そうフーとモモが過ごした我が家を眺めつつ思った次第です。

小雨の降る、今朝の横浜でありましたが、そんなには寒くはなかったです。

sl 2