受傷後、3週間目の華。
あの悪夢の様な日曜日深夜の状況から、3週間が経過しました。お陰様で、華は歩ける様になり、また走る事や、30cm程の高さでしたらジャンプをする事も出来るまで回復を致しました。ただ未だ、右手と右足に後遺症が残っており、動作がスムーズではりませんが、そんな事はもうどうでもよく、とにかく、今、こうして私共の傍に居てくれる事が嬉しくて仕方ありません。
先日、華を掛かりつけの獣医さんの元に連れていった折、受傷直後に撮影をしたCT検査の詳細な結果が届けられておりました。検査の結果、やはり、その割り箸は、華の喉の奥に突き刺さっていた様です。ただ、あの晩、あの惨劇の最中、華の口をこじ開け、出血の箇所を特定しようと試みましたが、華の口の中からは一切の出血を確認する事は出来ず。。。それでも、刺さってしまった割り箸の先端には約2cmほどの血の痕が付いていた訳でありまして…
何とも解せない数日間ではありましたが、CTの分析を専門の先生が行って下さった所、鼻咽頭洞を経由した傷は、頚椎の1〜3番目に達しそして脊髄を損傷をしてしまっているとの事。親としては、何とも絶望的なプリントアウトを手にしつつ、しかし、華は実に強運の持ち主だと、医院長先生はこうおっしゃいます。『その箸の先が、上方向か、或いは左右のどちらかにあと僅か0.5mmずれていたら、もう、この娘の命は確実に無かったですよ』と。。。
そしてあの時、華の口から出血をしていなかったのは、幸いな事に、大きな血管への損傷も無かったからなのでありましょう。。。直ぐには無理かも知れませんが、時間を掛けてリハビリを続けて行けば、華の場合でしたら、元の状態にまで戻る可能性は大いにあるとの事…
まさに九死に一生。そしてこれは、モモが華を守ってくれたに違い無いと、そう思う次第でありまして…何たって、華はモモが連れて来た娘ですからね。。。モモが救ってくれたこの娘の命を、これからも大切に思い育てて行こうと思っています。
因みに、その割り箸の先に付いていた華の血は…
余りにも悔しかったので、その晩、一滴も残さず僕が全部が舐め取ってやりました。