モモの新盆

2013年7月の写真より

2013年の7月の、ちょうど今頃の事でした。モモはその数年前から肝臓の状態が悪く、ずっとステロイド剤を飲んでおりまして、そんな訳で毎月2回。かかりつけの獣医さんの元で血液検査をしておりました。

そして、その時の事は今でも鮮明に覚えています。病院が少々混んでいたその日、モモとママを病院に残し、僕はカメラを持って、その時間、病院の近所をウロウロしながら街の風景を撮っておりました。暫くすると、携帯電話が鳴り出し… 切迫した様子の声の主は、ママでありまして『モモちゃん、入院になっちゃった。。。』。体が震えるの覚えつつ、病院にまではそれこそ、一目散で戻りました。。。

血液検査の結果、腎臓の数値がかなり悪化しており、点滴治療の為、モモは緊急入院となりました。今から思えば、院長先生はその時、僕等に「覚悟をして下さい」的な事をおっしゃったんだと思うのですが、そんな重大な告知も上の空。モモの身に起きてしまった事をよく理解する事も出来ぬまま、夫婦二人、目の前が真っ暗となりつつ、帰りの車の中におりました。

その数日後、モモは頑張り僕らの元に戻って来てくれまして、それから2年以上、モモは僕らの傍に居てくれました。が、そんなモモも昨年 : 2015年の11/21に逝ってしまいまして… そして、先ほど、モモの初めてのお盆を迎えようとしている事に気が付き、そんな頃の事を残しているPC内のフォルダを開けてみた次第です。

モモが居なくなって、本日で238日目。こうしてその頃の写真を眺めて見てみますと、ごくごく、当たり前だった日常が、とても尊く思えて仕方がありません。などと、そんな事を書いている、今の僕の膝の上には、モモが亡くなった次の日に生まれていた沙羅が、グーグーと云いながら一緒にPCの画面を見てくれている訳でありまして… 今がまさに、ごくごく、当たり前の日常である事を噛み締めつつ。。。

新盆ですから、、、モモはきっと戻って来てくれる事だと思います。